保育方針
幼児期の自然体験は、子どもたちの生きる力の土台となります。
ぽっちでは、次の5つの保育方針を元に、日々の保育を紡いでいます。
1 自然とのつながりを持つ
2 子どもから湧き出る
力を信じる
子どもは小さな大人でも、大人の所有物でもありません。
体は小さくても一人の人間として人格を持っています。
子どもは子どもの世界の中で感じ、思いをめぐらせ、行動します。子どもの発想や発する言葉や行動に、大人が感心させられることもしばしばあります。そんな子どもの持っている力、湧き出る力を育みます。
自然の中には、子ども達が育つために必要な全てがそろっています。
たとえば子どもたちは、でこぼこな地面、急な斜面、ぬかるんだ道、砂利道、草っぱらなどを歩きます。走り回ります。歩きやすいアスファルトの上だけでは育たないバランス感覚や運動能力が育ちます。
また、土や木や草、石などの自然物を使って遊ぶことで、工夫する力や想像する力、創り出す力が育ちます。
自然物は、何にでも見たてることができ、造る壊すが自由にできるからです。
そして、自然物の感触や色、季節や天気の変化を身体で直接感じることで、五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)が発達します。
感覚が豊かになることは、感性(心の感覚)の豊かさにつながります。さらに、自然の中では動物や昆虫など人間以外の命にもたくさん出会います。
観察したり、つかまえて死なせてしまったりを繰り返す中で、命について考えます。
3 子どものありのままを
まずは受け止める
人はありのままを受け入れてもらうと安心し、自分のことが好きになります。自分が好きな子どもは、その子が本来持っている力を発揮するようになり、本当の意味での自信につながります。
自分に自信を持つ子は、友達に対しても思いやりや信頼感を持てるようになります。
4 ゆったりとした
時間を過ごす
時間に追われる現代、大人は子どもにも「早くして」と急かしてしまいがちです。ぽっちでは、ゆったり一日をすごせるよう、スケジュールを緩く設定しています。時間を気にせず、満足するまでたっぷりと遊ぶことで、ひとりひとりの子どものペースで考え取り組むことができます。
5 与えすぎない大人の口と手
子どもが育つ時に、与えすぎない方がいいものに、大人の口と手があります。子どもが「水を飲みたい」と思ったとき、そばにいる人がコップに入った水を渡してあげるのは簡単です。でも、少し待って見ていたら、その子は水を飲むために何が必要か、どうしたら飲めるかを考え行動します。自分がやりたいことをするために、自分で考え行動を起こす経験が、子ども一人一人の生きる力を育みます。
ぽっちの一日
09:30
10:00
10:30
12:00頃
14:00頃
14:30
登園
朝の会
フリータイム、さんぽ
(木曜日は焚火調理 月予定で、身体測定・音楽あそび・らしくあーと(造形活動)などのプログラムがあります)
昼食 〜昼食後フリータイム〜
水曜日と木曜日はぽっちランチの日です。
羽釜でご飯を炊いたり、大きい鍋でカレーを作ったり…。活動の中で調理に興味が湧いて、包丁を持って野菜を切ってみたり、お米を研いでみたり…スタッフが声がけをしてその時やりたい子が一緒に調理していきます。
焚き火で炊いたお米の味、自然の中で食べるぽっちランチの味は格別です。お口いーっぱい頬張って、さあ召し上がれ!
※ 月、火、金曜日はお弁当持参